チルドレン (講談社文庫)
いいなあ、陣内君。高校時代の友達に、かなり近い人がいるが。
彼の若いとき、大人になったときと、行動原理に変化が見られないにもかかわらず、社会人として成長しているような、変わったけど変わらないところに、うらやましさや魅力を感じる読者はいるんじゃないか。
短編なので、いつか他のエピソードが読めることを期待。
いいなあ、陣内君。高校時代の友達に、かなり近い人がいるが。
彼の若いとき、大人になったときと、行動原理に変化が見られないにもかかわらず、社会人として成長しているような、変わったけど変わらないところに、うらやましさや魅力を感じる読者はいるんじゃないか。
短編なので、いつか他のエピソードが読めることを期待。
成功本のご先祖のような本。今どきの成功本をあれこれ読むより、これ一冊でよい。緊密でない、分野の違う人との付き合いが、発想を広げるといったようなハナシは、すでにこの本で考察されている。
「セレンディピティ」の話題が面白かった。セイロンの三人の王子は、探し物をしても他の面白いものを見つけてしまうのだとか。
Googleにはいろいろな人がいるのだなあ、ということがわかるだけの本。勉強法について思い悩むくらいなら、とにかくはじめてみる気にはなるだろう。
読み終えたのずいぶん前なので、細かい内容は覚えていないが、確かに厭だ。
当事者目線と、観察者目線の両方から事件というか、出来事を描く箇所があって、観察者目線からは、確かに異常だがたいしたことではないように描いてあって、当事者からはたまらなく厭な出来事になっているところが、妙にリアル。
今の自分ができていない仕事術。
・大きな目標を立ててしまっている
・拡大解釈してしまっている
・準備をがんばってしまっている
あげていこうとすると、全部書いてしまいそうで、それはまずい。逆に、できている仕事術を。
・モチベーションは探していない→仕事好きだから
・やりたいことは探していない→たいていそこらへんにある
・つくり笑顔はできている→自己嫌悪するくらいに
・怒られたとき降伏できる→おなじく自己嫌悪するくらいに
・集中するための引き出しを持っている→これは、ポジティブにyesといえる
など。5章:ビジネス情報収集術編、6章:健康管理編はなかなか好成績。
この本も手元に置いて、たまに目次を見返すとよいかも。スランプ脱却などに役立つ。7章は「ちょいデキ」っぽくないですね。かなりえらそうな論調になってしまってます。
人が怖いです。正直。何でこの人は、この人たちは、そこまで人を軽んじることができるのだろうかと思うこと、少なからず。
この本はなかなかいい。著者自身が、かなり重症な対人恐怖症を克服しているようで、前半ではその体験を具体的に話しており、ディテールから作り話ではなさそうだと信じられる。結局のところ、対人恐怖症を乗り越えるには、最後は自分の力で乗り越えるしかないのだが、合理的な判断を冷静に下して、無意味に傷つかないためのテクニックなんかは示していて、役に立つ。感情が先行してしまうと、このようなテクニックを使うことすら忘れてしまいそうなので、たまに読み返すと元気付けられる、という効果もある一冊だと思う。いやな気分の整理学―論理療法のすすめの、論理療法に通じるところあり。あちらが学問的、あるいは治療する側からの見方だとすると、こちらは経験的、あるいは治療される側からの見方のような関係にある。
後半は、初対面の人と会話を続ける方法など、対人恐怖症な人にありがちな場面での具体的な対応策を述べているが、ぜひ続編を出版し、会社の同僚など、日ごろ接する人たちと会話を続ける方法など、各論を展開してほしい。意外と、日ごろ接する人たちは、同じ体験をしているがために、新しい話題がなくて会話が続かなかったりするのではないだろうか。
同じことを別な言い方で2回3回と繰り返していることがあるような気がするので、これでは聞き手の印象に残りにくいと思い、この本を手に取った。
が、あまり参考にならず。というのも、タイトルはかなり絞り込んだものなのだが、内容はコミュニケーションの一般論とあまり変わるところがないから。、そのような本であれば他にもよい本があるし。
「話が長い」とか、「わからない」とか、最近言われる。以前は逆で、「話し言葉がそのまま文章になっても通用する」とまでお褒めいただいたこともあるのだが。まあ、聞き手が変わったことが大きいだろう。環境も変わったので、ちょっと自信喪失気味なこともある。
以前のように、思い切り断言すれば、「決めつけている」とか食って掛かってくる人もいるし。人のいうことを気にしていたらきりがない。
成功本の王道。つまり、成功した方法の後知恵。使えそうなところだけメモ。
・ホワイトカラーの生産性。能力×時間×効率。効率はやり方しだいで高められる。日本人の働き方はここが弱い。
・知的作業は流れ作業のようには効率化できないが、デッドラインを設定することで効率化可能。デッドラインは、能力に合わせて設定するのではなく、業務の必然性からロジカルに定める、達成困難なもの。
・大上段に根本原因を見極めてそれを解消するより、表面的な問題の原因を一つ一つ取り去っていくほうが結局はやい。問題はとにかく分割して、解決に取り組む。
・無駄といわれる会議だが、実は重要。ここでも問題は分割して解決。大きな問題を全員で考えるのではなく、担当者が状況をまとめ、短時間で意思決定する。状況がまとまらない場合は、それ自体を新たな問題として、翌日をデッドラインとする。
・仲良しグループじゃないんだから、トップが、リーダーがやるといったらやる。残業ゼロもそう。みんな変化は嫌いなので、守らないと罰則アリで軌道にのせる。
・フォロワーはリーダーになったつもりで行動を。リーダーになったとき役に立つ。だがリーダーにならなければわからないことも多い。暗黙知をTTP(徹底的にパクる)する能力が不可欠。
「残業ゼロ」の人生力よりも身近なので、こちらのほうが納得しやすい。
とても面白い。
一般向け自然科学書籍なるカテゴリに属するものには、「数式は使ってない=わかりやすい」という誤った認識を読者に与え、それによって読者を増やそうとしているものがある。この本はそうではなく、すべての場合を列挙するという素人にも理解可能なアプローチを一旦押さえた上で、数式を必要十分に使うことで、数式あるいや理論の威力を読者に伝えることに成功していると思う。しかも、理論のほうが高尚だとか、そういう押し付けはなく、エレガントな方法よりも、「エレファントな方法」のほうが、柔軟に応用が利くようなケースも示している。
そういう点で、自然科学の一般的読み物として、簡単なようで難しいハードルをクリアした、成功例だと思う。
場合を列挙する方法として、闇雲にもれなく数え上げる方法を考えるだけでなく、
1)小さい問題を考えて、あとで一般的に拡張する、
2)数え上げやすいものと1対1に対応づける、あるいはよく似たことだが、
3)「逆対応の術」を使う、
など、忘れないようにしないと。
また、フィボナッチ数、分かち書きと構文解釈の難しさの比較、賭博の必勝法など、興味深い問題を、興味がわくように解説している。フィボナッチ数の漸化式と「閉じた公式」の話では、整数を扱う問題でありながら、無理数が閉じた公式に表れるなど、意外な感じ。
差分方程式、母関数のあたりは、面白い例が1つずつあるだけなので、いまひとつ応用できるまでには理解ができなかったので、もう少し専門的な本を選んで学んでみたいと思った。